ふじメディカルとSTDチェッカーは、自宅で受けられる人気の性病検査キットです。
どちらを選べば安心できるのか、価格・精度・匿名性・使いやすさを徹底比較しました。

この記事の目次
ふじメディカルとSTDチェッカーの比較7項目
以下の表では、価格帯・精度・検査項目の幅・結果の速度・匿名性・使いやすさ・サポート体制の7観点で要点を比較します。
比較項目 | ふじメディカル | STDチェッカー |
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① 価格 | 6項目セット:約9,500〜9,800円。9項目+咽頭セット:約16,500〜16,800円。単項目も展開。 | 人気の「タイプE(男性5項目)」10,120円。セット多数で価格帯は幅広い。 |
② 検査精度・信頼性 | 横浜市登録の衛生検査所。WEB結果照会や郵送結果に対応。 | 川崎市登録の自社ラボ。大学等との共同研究を明示。 |
③ 検査の種類 | 6項目セット、9項目+咽頭セットなど。HIV・梅毒・B/C肝炎・咽頭検査にも対応。 | 全24種類を掲示。男女別/悩み別で細分化。 |
④ 結果スピード | やや遅い。結果は専用WEBページで確認可(郵送やメールも選択可)。 | 早い。結果はログインページのみで確認(匿名のため電話・メール通知なし)。 |
⑤ プライバシー・匿名性 | WEB結果票には本名非記載。郵送結果選択時は本名記載も可。 | 匿名受検を前提。結果通知はオンライン閲覧のみ。 |
⑥ 申し込みやすさ・使いやすさ | 公式サイトに採取手順の詳細。主要モールでも購入可。 | 男女別・症状別のメニュー導線が明快。採血方法の動画解説あり。 |
⑦ サポート体制 | 電話(平日10:00〜17:20)・メール相談あり。 | 専門員サポートや医療連携の案内を明記。 |
ふじメディカルは横浜市登録の衛生検査所を有し、創業25年以上の実績を打ち出しています。
検査結果はWEBで確認でき、電話やメールでのサポートも整備されています。
STDチェッカー(運営:STD研究所)は川崎市の登録衛生検査所の自社ラボを持ち、24種以上のラインナップと匿名性の高い運用を特徴とします。
結果は専用のログインページから確認する方式で、匿名検査のためメールや電話での結果通知は行わないルールです。
① 価格
ふじメディカル | STDチェッカー |
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6項目:9,500〜9,800円/9項目+咽頭:16,500〜16,800円 | タイプE(男性5項目):10,120円ほか、全24タイプを用意 |
結論として、基本的な複数項目セットの価格帯は両社とも1万円前後で大きく乖離していません。
ふじメディカルは「6項目セット」が約9,500〜9,800円、「9項目+咽頭セット」が16,500〜16,800円と明記されており、セット構成ごとの実勢価格が把握しやすい構成です。
STDチェッカーはラインナップの幅が広く、男性向けの基本セット「タイプE(5項目)」が10,120円という目安を提示しています。
単項目の最安水準や梅毒単体など項目別の細かな最安はケースにより逆転する場面もありますが、複数項目の総額では大きな差になりにくい印象です。価格だけで決めるより、必要な検査項目の網羅性や採取部位(性器/咽頭/血液)を含めた総合コスパで判断すると失敗しにくいです。
② 検査精度・信頼性
ふじメディカル | STDチェッカー |
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横浜市登録の衛生検査所。25年以上の運営実績を掲示。 | 川崎市登録の自社ラボ。大学等と共同研究を継続。 |
安心感の起点は「どのラボで、どの体制で検査しているか」です。
ふじメディカルは横浜市登録の衛生検査所として長期運営の実績を明言しており、郵送型であっても医療水準に基づいた体制を整備している点が評価ポイントになります。
STDチェッカーは川崎市登録の自社ラボを構え、大学や研究機関との共同研究の取り組みを掲示しています。
検査キット選びでは「登録衛生検査所であるか」「検査法の説明があるか」「結果報告の透明性」が要です。両社はいずれも登録情報や体制を公開しており、信頼性の土台は確保されています。
③ 検査の種類の豊富さ
ふじメディカル | STDチェッカー |
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6項目セット、9項目+咽頭セットなど。HIV、梅毒、淋菌、クラミジア、B/C肝炎、咽頭検査まで網羅。 | 全24種類のバリエーション。男女別・悩み別で選べるメニュー設計。 |
ニーズの細かさは「ラインナップの粒度」に直結します。
ふじメディカルは代表的な感染症に加えて、咽頭クラミジア・咽頭淋菌まで含む広めのセットを提供しており、一度でまとめて確認したいユーザーに向いています。
STDチェッカーは24種類とラインナップの幅が大きく、男女別や症状別の導線で「迷わず選べる」点が強みです。
カップル同時や定期チェックなど用途別に必要項目が変わるため、セットの選択肢の豊富さは実用上の満足度に直結します。
④ 結果が出るまでのスピード
ふじメディカル | STDチェッカー |
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結果はWEBで閲覧可。郵送やメール選択も可能で確認手段が柔軟。 | 結果はログインページでのみ閲覧。匿名性を担保するため通知は行わない。 |
不安解消のカギは「どれだけ早く、確実に見られるか」です。
ふじメディカルはWEBの結果確認システムを提供しつつ、必要に応じて郵送報告も選べます。WEB出力の結果票には本名が記載されない仕組みで、オンラインとオフラインの両方の確認手段を選別できます。
STDチェッカーは匿名受検の原則から、結果は専用ページでのオンライン確認のみです。電話やメール通知は行わず、ログインに一本化することで匿名性を強化しています。
通知方式の差は「スピード×安心」の感じ方に影響するため、連絡を最小限にしたいならSTDチェッカー、報告書原本が欲しいならふじメディカルが相性良い選択肢です。
⑤ プライバシー・匿名性
ふじメディカル | STDチェッカー |
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WEB結果票は本名非記載。郵送報告を選べば本名記載も可能。 | 匿名検査を徹底。結果はオンライン閲覧のみで通知不可。 |
プライバシー配慮は郵送検査で最重要です。
ふじメディカルは結果表示の名義を切り替えられるため、医療機関や会社提出用の書面が必要なケースにも対応余地があります。一方で、オンライン確認時には個人情報が出ない工夫が施されています。
STDチェッカーは匿名前提で、結果のやり取りはログイン後の画面のみという設計です。連絡先への通知を避けたいユーザーには適合します。
どちらも配送や梱包は配慮されていますが、結果の扱い方針が異なります。提出書類が必要か、徹底匿名が良いかで選ぶと満足度が上がります。
⑥ 申し込みやすさ・使いやすさ
ふじメディカル | STDチェッカー |
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公式サイトに採取手順や結果確認の説明が体系的。主要ECからの購入導線も用意。 | 男女別・悩み別で選べるUI。採血動画・写真解説で初回ハードルを下げる。 |
初めてでも迷わず完了できる導線設計が大切です。
ふじメディカルは採取方法や結果確認の手順がページで整理され、Amazonや楽天からの購入も案内されています。自分の使い慣れた決済手段を選びやすいのが利点です。
STDチェッカーは「男性基本」「女性のおりもの」など入り口が明確で、採血の動画・写真解説が充実しています。器具操作の不安を下げやすい工夫が特徴です。
迷いや不安をどれだけ減らせるかがユーザー体験を左右します。双方とも情報提供は充実しており、UIの違いで好みが分かれる印象です。
⑦ サポート体制
ふじメディカル | STDチェッカー |
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電話(平日10:00〜17:20)・メール相談を明記。長年の運用に基づく応対。 | 専門員のサポート、医療へつなぐサービスを案内。 |
結果の見方や受診の要否など、検査後こそ相談が必要になります。
ふじメディカルは電話時間帯が明確で、「購入前から購入後まで相談可」を掲示しています。初回でも不明点を解消しやすい安心感があります。
STDチェッカーは「専門員がしっかりサポート」「医療へつなぐサービス」と明記しており、検査後の行動に踏み出しやすい導線設計です。
連絡手段や対応方針に違いがあるため、自分の相談スタイル(電話で聞きたい/オンライン中心で進めたい)に合わせて選ぶと満足度が高まります。
ふじメディカルとSTDチェッカーの良くある5つの質問
郵送型の性感染症検査では、精度や匿名性、結果の見方、採取の難易度、コストに関する疑問が頻出します。
以下では実利用の意思決定で迷いやすい論点を、質問ごとに表と解説の二段構成で整理します。
Q1. 検査精度に違いはある?
観点 | ふじメディカル | STDチェッカー |
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検査体制 | 登録衛生検査所での解析を明示 | 登録衛生検査所の自社ラボで解析を明示 |
結果報告 | Web確認+郵送結果に対応 | ログインページでの閲覧に一本化 |
実務上の差 | 提出用の紙の結果に強み | 匿名性を最大化した運用に強み |
郵送型サービスの比較では、検査法そのものの理論上の精度と、実際の運用品質の二軸で考える必要があります。
ふじメディカルとSTDチェッカーは、いずれも登録衛生検査所での解析体制を掲示しており、郵送検体の品質担保に向けた標準的なプロセスを前提としています。
検査精度に関しては、採取手順の遵守、採取から投函までの時間管理、採取部位の適合性が実測の誤差に影響します。
説明書の指示に沿って採取し、集荷やポスト投函のタイミングを適切に確保すれば、双方の実務品質に目立つ差が出にくい構造になります。
Q2. 匿名で検査できる?
観点 | ふじメディカル | STDチェッカー |
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結果表示の名義 | Web結果は氏名非表示で確認可能 | ログイン閲覧のみで通知なし |
通知方式 | 希望に応じて郵送結果やメール連絡が選択可能 | 通知を行わず、ログイン閲覧に限定 |
適合するユーザー像 | 匿名と提出用書面を両立したい人 | 徹底匿名で連絡を受けたくない人 |
匿名性は結果の受け取り方針と密接に結び付いています。
ふじメディカルはWebでの匿名閲覧に対応しつつ、郵送結果やメール連絡も選べるため、用途に応じて匿名度をコントロールできます。
STDチェッカーは匿名の一貫性を重視する設計で、通知を行わず、ログイン閲覧のみに限定することで、連絡先経由の情報漏洩リスクを減らします。
プライバシー要件が厳しい人はSTDチェッカーの方式が安心感を生み、提出用の書面と両立させたい人はふじメディカルの可変設計が便利に感じられます。
Q3. 検査結果はどのくらいで分かる?
観点 | ふじメディカル | STDチェッカー |
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閲覧方法 | Web確認+郵送結果の併用が可能 | ログインページでのWeb閲覧のみ |
体感速度 | Web閲覧なら到着後に早期確認が可能 | 同様に到着後の早期確認が可能 |
通知の有無 | 通知選択により気付きやすさを確保 | 通知が無い分、定期的なログインが必要 |
結果のスピードは、検体到着から解析完了までの運用速度と、受検者側の閲覧行動で決まります。
ふじメディカルはWeb閲覧で早期に結果を把握でき、郵送結果は正式な書面として整える用途に向きます。
STDチェッカーも到着後のWeb閲覧でスムーズに確認できますが、通知を行わない設計のため、マイページを自主的に確認する運用が前提になります。
閲覧行動の癖がメール中心の人は通知選択ができる方式と相性が良く、アプリやWebに慣れた人はログイン閲覧の一貫性にストレスを感じにくい傾向です。
Q4. 検査キットの使い方は簡単?
観点 | ふじメディカル | STDチェッカー |
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手順のガイド | 紙面とWebの両方で丁寧に説明 | 写真・動画を活用した視覚的ガイド |
採取部位の網羅 | 性器・咽頭・血液の主要部位をカバー | 同様に主要部位をカバー |
初回ハードル | 電話相談の安心感で心理的負担を軽減 | 動画解説で操作不安を軽減 |
採取の難易度は、説明の分かりやすさと、受検者の慣れによって左右されます。
ふじメディカルは紙面とWebで手順が整理され、疑問点があれば電話で相談できるため、説明文の解釈に不安がある人でも進めやすい設計です。
STDチェッカーは写真や動画の解説が手厚く、採血や咽頭ぬぐいの操作を視覚的に確認できるため、文章より映像で理解したい人に向いています。
いずれも採取部位の指定が明確で、該当する感染症に対して適切なサンプルを採る意識付けができていれば、実務上の失敗を減らせます。
Q5. どちらがコスパが良い?
観点 | ふじメディカル | STDチェッカー |
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価格の目安 | 6項目で約1万円前後、9項目+咽頭で1.6万円前後 | 基本セットで約1万円前後、単品・小セットも多彩 |
総合コスト | まとめて網羅する場合の効率が高い | 必要項目のみを選ぶ削減効果が高い |
再検査の設計 | 総合セットの再購入で一括確認が可能 | 単品や小セットを追加してピンポイント再検査が可能 |
コストパフォーマンスは「必要項目をどれだけ無駄なくカバーできるか」で判断するのが合理的です。
ふじメディカルは一度の受検で主要感染症を広く確認でき、採取や発送の手間を抑えたい人にとって実質的な費用対効果が高くなります。
STDチェッカーは単品や小さなセットの選択肢が多く、疑いのある感染症だけを狙い撃ちで検査したい人にとって、総支出を抑えやすい構造です。
定期的なスクリーニングを想定する人は、ふじメディカルの総合セットを基軸にしつつ、必要に応じてSTDチェッカーの単品で補完する運用も現実的な選択になります。
まとめ|ふじメディカルとSTDチェッカーの比較まとめ
比較項目 | 詳細リンク |
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① 価格 | こちら |
② 検査精度・信頼性 | こちら |
③ 検査の種類の豊富さ | こちら |
④ 結果が出るまでのスピード | こちら |
⑤ プライバシー・匿名性 | こちら |
⑥ 申し込みやすさ・使いやすさ | こちら |
⑦ サポート体制 | こちら |
ふじメディカルとSTDチェッカーは、どちらも自宅で受けられる信頼性の高い性病検査サービスです。
ふじメディカルは提出用の紙の結果や電話サポートが必要な人に向いており、まとめて検査したい場合に強みがあります。
一方、STDチェッカーは匿名性とラインナップの豊富さが魅力で、症状やニーズに応じて柔軟に選べる点が評価できます。
最適な選択肢は、提出書類の必要性や匿名性の重視度によって変わります。生活スタイルや利用目的に合わせて選ぶのが後悔しないコツです。